2012年10月19日

BLOG カイトサーフィン

鹿児島のカイトボード・カイトサーフィン専門ショップ
ナイスカイト[https://nicekite.jp/]のBLOGです

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全ての楽しさを集めた究極の3Dマリンスポーツ、カイトボード!!
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お問い合わせTEL:099-260-3600
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●イベントについて


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●カイトボーダーズ ミーティング2012についてご案内●
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イベント名称 2012 カイトボーダーズミーティング in 鹿児島
日程     2011年11月3日(土祝)~4日(日)
会場     南さつま市 加世田高橋 万之瀬川河口
 時間     11/3(土祝) 12:00~ 開会します。
        コアタイム12:00~17:00
詳細情報はコチラをClick!!
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●2013 Brunotti Youri Zoon Pro Newモデル カイトボード紹介!

Brunotti本社からも、やっと”2013 Brunotti Youri Zoon Pro”について情報を公開し始めました。
ということで、僕もがんがん試し乗りさせてもらってるのでレビューを紹介します。

2013年モデルは、昨年モデルのLoad&Popの効き、走りの軽さ、これらの特徴を更にブラッシュアップして楽しめるボードになっていますよ。

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ブルノッティジャパン

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Brunotti

[2013 Brunotti Youri Zoon Pro Newモデル カイトボード紹介!]

●グラフィック
まずはグラフィックから。写真を数点。最近のヨーロピアンの好みなんでしょう、シンプルめなデザイン。他のメーカーもチェックしてみましたがこういうデザインが増えてますね、逆に北米メーカーは派手なイメージです。




僕は正直、最初見たときは「もっと派手でもいいかなー?」って思ったのですがこういうグラフィックの場合、使ってるうちに馴染んでしっくりしてくるのが不思議です。ここ最近、毎回使ってるせいでこのデザイン&雰囲気でバッチリ、これしかないなって思ってます

●最大の特徴、Load&Pop!!!

2013年モデルBrunotti Youri Zoon Proは、アウトライン(外形)はほぼ昨年そのままに、特徴であるLoad&Popの効き(爆発的なポップ、跳ねる性能)が更に増してます。ちなみに昨年モデルのレビューは以下。
「2012 Brunotti Youri Zoon Pro モデル 試乗レビュー!」

去年のレビューに書きましたが、とにかくこのボード、パワードトリックの際のLoad&Pop(ロード&ポップ)が効きます。2013年モデルは、更に改良されて爆発的に跳ねるようになりました。

一応ロード&ポップについての説明です。
(*カイトを振ってフワーっと飛びながらするトリックをエアリアル系トリック、スピードとエッジングの合わせ技、カイト位置は固定したままボードを踏み込んで カイトの引っ張りとエッジングによるボードの反発で飛び出すトリックをパワードトリックといいます。現在のトッププロの主流はパワードトリックですが、勿論エアリアル系トリックにおいてもエッジングは重要でボードによる踏み切り、その反発は大切な要素です。)

2013年は、明らかに爆裂ロード&ポップが出来ます。アウトラインはほぼ一緒なのに、
なぜこんなにLoad&pop性能が違うのか?色々見比べてみると。。。
奥が2012年、手前が2013年です。違いわかりますか?
*ちなみに2012年は130cm,2013年は134cmで長さは異なります。

2013年のほうが少し反りが大きいです。このソリを”ロッカー”といいます。

一般的には波に当てたときの”アタリ”を制御したりするのと、カイトボードの場合はロッカーがキツイ(ソリが大きい)と、接水面が小さくなるのでオーバーに強くなったり回転性が良くなって取り回ししやすかったりといったメリット、特徴があります。反面ロッカーがなければ、接水面が大きくなるので表面浮力があってアンダーに強くなりますね。だから微風用ボードにはロッカーがほとんどありません。何事もバランスが重要なんですけど、そんな意図でロッカーはデザインされるのですが今回の2012/2013のロッカーの大きさの違いと、硬さはPopの効きに関係すると思うのです。(あくまで川路の考えですが。)

少々ややこしい話になりますけど。。。
この図(多少、大げさに表してます)でみると、ボードのロッカーの大きさ=しなる幅が大きいのは2012年です。この幅が、エッジングを掛けてから反発を得るまでのタイミングに関係します。2012年モデルの場合はしなってから、反発に変わるまでの時間が2013年よりも長く感じます。

感覚的に言うと、2013年ニューモデルは、ポップの反発をタイミング的に早く、大きく感じる事ができます。
2012年モデルが、ゴムのような「グーン → バチン」という反発だったのが、
2013年モデルでは機械仕掛けのスイッチを押したように「ググっ!!→ バン!!」と力強く跳ねます。
これを体感してしまうと、気持ちよさに病みつきになっちゃいますよ。

2013年のほうがしなる幅が少ないから、反発は少ないのでは?と思うかもしれませんが、2013年の方が若干しなる部分が硬くなっているように思えます。このロッカー(ソリを)大きくしただけでは、大抵グニャグニャの柔らかい板になりがちです。柔らかい板だと、暴れてスピードも出せないですし柔らかい故に反発もなくなります。なのでニューモデルは昨年よりも左右両端、パッドからエンドの間あたりは、若干硬さが増したように感じます。この、硬さががすごいロード&ポップを生み出してる理由なんでしょう。

このしなりと、硬さをエキスパートの方でしたらPopの最中に感じる事ができると思うのです。レイリーくらいの出来る方なら是非、乗り比べて欲しいです。ナイスカイトのお客さんでも新旧のモデルを乗り比べて、やっぱり「2013のほうが、跳ねる感じがする」という感想をいただきました。

Load&Popがバッチリ決まった時のこの楽しさはやった事がある方ならわかると思います。脳内で響く「バチっーん!!」っていう音、実際フィーリングですけどそんなのが聴こえる気がします。

幸い鹿児島の加世田ゲレンデだと、ペタペタのドフラットな時があって、そんな時カイトやボードの調子を確認するときに僕がよく試すのがIndyGlide(インディグライド)という、単なるロード&ポップの発展系トリックです。Popして、エッジングの反発で板が跳ね返ってくるのをグラブ、そんな感じですが。これが板が変わると如実に違います。。

2012年の板だとこんな感じでした、ボードのグラブの時間が短い、というか誤魔化してるんですが2013年モデルだと、ボードが手に吸い付いてきます。明らかに高さとグラブしてる時間が長いんです。これ知っちゃうと僕自身、2013年モデルを手放せなくなりました。

これは昨日、ちょっとオーバー気味でエッジングミスってますがそれでも以前よりも高いPopになってます。僕の感覚では、2013年モデルに変えてからボードが自分の頭より上にくるくらい跳ね上がってるように思う時があります、いつかそんな写真撮ってもらおう。

Load&Popについてはこんな感じ。
●その他の特徴など

走りの良さ、軽さは去年同様そのままに気持ち良いです。このチャンネル(溝)が効いてますね、おかげで水離れが良いから走りが軽い。この溝に水が乗っかってる感じがして、スーッと流れる感じ。ボードからでる水しぶき、スプレーみてても、ああ違うなあって思います。

あとボードの長さのラインナップはまだ、わかりません。去年は以下、今年は少し変わる雰囲気ですね。
130cmx39cm
133cmx40cm
136cmx41cm

今回テストしたのは134cm×40cm。2012年モデルは130cm×39cmを使っていましたが、全く違和感なく134cmに乗り換えることができました。ロッカーや硬さの違いの影響でオーバー性能の風域が多少変わってます。134cmの割にかなりオーバーにも耐えるようになりました。これなら、余程体重の軽い人以外はみんな134cmがレギュラーサイズボードでいいのでは?と思います。実際ボードは長めのほうがLoad&Popの効きは良くなります。アンダーにも強くなりますし、数cm長くなった分の取り回しに慣れれば、耐オーバー性能が充分なので、最高の選択になると思います。

実際、僕が次回使うとするなら
・134cm(今回履いたのを)、ストラップ・パッドで1本使用。
・136?138?(最長サイズ)あたりをもう1本用意して、ブーツ(バインディング)で乗っちゃおうと画策しています。

●ボードの作り、クオリティ
性能もそうですが、ボードを長く使うなら丈夫な方がいいに決まってます。かなーりハードに乗り倒しましたが、トラブルの起きそうな気配なし。
パッド/ストラップも、全くトラブルありませんし。ボードソール(裏面)も新品の状態のまま、とても丈夫にできてます。性能と丈夫さ、クオリティがこのレベルなら最高です、安心して使用できます。

あともう一点、ブーツ(バインディング)スタイルで乗ろう!と思った時には、そのボードにブーツ取り付けて本当に大丈夫か?って確認したほうがいいです。ストラップ取り付けビスから、ブーツがもげちゃうトラブルは本当に良く聞くからです。まだ僕のほうでは正式に確認とれていませんがBrunottiボードも、2013年モデルからは対策してくるんじゃないかなーって思います。この点はこれだけ、ブーツスタイルのカイトボーダーが増えたらとても大事なポイントになってくるハズです。

実際、Youri Zoonもブーツスタイルで乗っていてトラブルがあった時の写真はこちら。但しボード自体はビス止めにプレートなど埋め込まれて対策されているっぽく、壊れたのはブーツの方。プレートからブーツが外れちゃってます。ボード自体は大丈夫、このボードはまずは一足先にYouri専用に補強されたボードだったのかも、これならBurunottiボード+バインディングで攻めれますね。

●金額など
税込¥99,000-
これだけの製品なら、価格に見合う自信を持ってオススメできます。1点だけ、とっても残念なのがこのボードの発売が来春予定、ということ。
僕としても今すぐ使いたいです。試乗でこれだけ慣れてしまうと手放すのがとてもツライです。デリバリーが早まるのを期待して、首を長くして待つことにします。

ボードに輝く、RDPの文字。”Rider Developed Product”

ライダーが開発したボード、あの世界No1ライダー Youri Zoonの求めるボード。彼と同じモノを使える、身長・体重、脚力も勿論、Youri Zoonと異なる我々が、それでも同じボードを使いこなせて、ボードの性能の恩恵を受けられる。これは本当に素晴らしく嬉しいことです。もっとカイトボードが楽しくなる性能を秘めたボードだと思います。

とにかく乗ってみると良さがわかります、一度試乗して頂きたいと思います。
11/3(土祝)、4(日)、その前後にも鹿児島で試乗可能です。是非お声掛けくださいませ。

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●Kiteboarding Video!
Brunotti Youri Zoon Pro モデルレビュー、ということで、Youri Zoon Video 特集です!
Youri Zoon RECORDED – EPS 1 – Search For Shape

Youri Zoon RECORDED – EPS 2 – Aiming High

Youri Zoon RECORDED – EPS 3 – Development

Youri Zoon RECORDED – EPS 4 – Being at Home

Youri Zoon RECORDED – EPS 5 – Jammin’

Youri Zoon RECORDED – EPS 6 – Island Vibes

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/かわじ

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